
Longting Vineyard W-R06
国名 / Country:China/中華人民共和国
出展分野 / Product Category:Wines / ワイン
出展者プロフィール / Exhibitor Outline:龍亭 ヴィンヤードは伝説の仙境・山東省蓬莱(ほうらい)に位置する。豊富な日照、ミネラル豊かな土壌、海洋性気候が相俟って、中国ワイン産業において歴史最も長い重要産地の一つを形成している。
2019年の正式開業に先立ち、同ヴィンヤードは6年近くに及ぶ開墾と整備を実施。庄主の宋妍(ソン・イェン)氏は「ワイン造りが長期且つスローな産業である」との認識から、持続可能性を事業の遺伝子に刻み込んだ。土地の健全性を追求するバイオダイナミック農法を実践し、生態系との調和を図る栽培哲学が貫かれている。
葡萄畑から醸造所に至るまで、自然と大地への敬意が細部に貫徹されている。化学肥料や殺虫剤を使用せず、原生林を保全し、自然生草を維持することで炭素排出を抑制。葡萄の樹と在地生態系の調和共生を実現している。
伝統芸術を纏うラベルデザインと同様、季節の移ろいに沿った自然農法も、龍亭ヴィンヤードにおける中国伝統文化の実践である。「導入当初はこの手法の必要性に疑問の声もありましたが、理念を貫き通しました。たとえ成果が一朝一夕に現れなくとも」と宋氏は語る。同氏は自然が丹精込めたケアに応えてくれると確信している——「今や葡萄畑は驚異的な生命力を持ち、厳しい気象条件が続く年でも高品質な健全な果実を実らせる回復力を備えています」
34ヘクタールの葡萄畑ではカベルネ・フラン、マルセラン、プティ・マンサン、シャルドネなどを栽培。醸造工程ではオーク樽を大胆に導入し、優雅で繊細ながらも熟成力のあるスタイルを確立。新興のブティックワイナリーとして、龍亭は中外の市場で愛好家から支持を集め、専門的な賞で数々の栄誉に輝いている。